noindex,nofollowの正しい使い方と便利なチェックツールの紹介

2015年3月6日にブログを立ち上げたんですが、いきなり1本目の記事がバズってしまい、まさかバズるとは思っていなかったのでホッテントリも見逃し、広告もgoogleアナリティクスも何も設定していなかったのでログすらも残っておらず、嬉しい反面悲しい気持ちな文武両道の人です。

今回はSEOに重要なnoindex,nofollowについて、概念や使いどころのポイントと、noindex,nofollowをソースコードを見ずに自動的にチェックして表示してくれるツールを紹介します。

noindexとは

noindexとは、設定したページがgoogleの検索エンジンからインデックスされないようにするための構文です。インデックスされているページはgoogle検索した場合に何らかのワードで表示されますが、インデックスされていないページはどんなワードで検索しても100%表示されることはありません。正確には「noindexページはクロールされて裏側ではgoogleにインデックスされているが、検索結果には出てこないように制御される」という理解が正しいです。また、noindexページに発リンクがある場合、ページランクは渡します。この点にも注意しましょう。

インデックスされているページ

インデックスされているページ
例えばこちらのページを以下のテキストでgoogle検索すると、

ブログを書く時やサイトを構築する時、キーワードの選定は必須です。キーワードを選定せずにブログを書いても

このように、検索結果画面に該当のページが表示されます。
インデックスされているページのgoogle検索結果

インデックスされていないページ(noindexが設定されているページ)

noindexが設定されているページ
noindexが設定されているこちらのページを以下のテキストでgoogle検索すると、

「武」はアウトドア全般と置き換えてインドアもアウトドアもいろいろ興味持っていることについてまとめていきます!

このように、検索結果には全く表示されません。
noindexページのgoogle検索結果

指定したドメインのインデックス数とインデックスページを確認する「site」コマンドでbnbrd.netをチェックした結果がこちら。noindexページは表示されません。
siteコマンド実行結果画面

noindexの設定方法

noindexの設定は2パータンあります。

「robots.txt」でnoindexを設定

robots.txt(ロボット・テキスト、ロボッツ・テキスト)は、クローラーの動きを制御するためのファイルです。ディレクトリ単位で設定できるので、まとめて設定したい場合に使います。

例えば、上記のようにrobots.txtに記述すると、http://bnbrd.net/test/というディレクトリのファイルのインデックスを制御します。ブログのカテゴリ単位でインデックスさせない場合等に設定しておくと便利です。

metaタグでnoindexを設定

上記のタグをnoindexにしたいページに挿入しましょう。ページ単位でnoindexの設定が可能です。ワードプレスを使っている場合はAll in One SEOで簡単に設定することができます。

これは要チェック、googleも100%ではない

まずはこちらの文章を読んでください。

メタタグを認識するにはページをクロールする必要があるため、わずかな確率ですが Googlebot が noindex メタタグを見落とす可能性もあります。検索結果にページが引き続き表示される場合は、タグを追加した後でサイトがクロールされていない可能性があります。Fetch as Google ツールを使用すれば、Google にページの再クロールをリクエストすることができます。また、robots.txt ファイルがこの URL を Google ウェブクローラからブロックしているため、タグを認識できない、という理由も考えられます。Google からのページのブロックを解除するには、robots.txt ファイルを編集する必要があります。robots.txt の編集やテストは robots.txt テスター ツールを使用して行うことができます。

出典:https://support.google.com/webmasters/answer/93710?hl=ja

つまり、クローラーも1回のクローリングでそのページを完璧に正確な形で把握することができない可能性があるため、noindex設定しているにも関わらず検索結果に表示される場合がある、ということです。もし、検索結果に表示されている場合は、Fetch as Googleで再度クローリングを依頼しましょう。

また、robots.txtで「Disallow」を設定している(クローラーの拒否)ディレクトリの場合は、以下の状況が発生する場合があるようです。

①何らかの理由でDisallow設定のページがインデックスされてしまう(=検索結果に表示されてしまう)
②robots.txtの影響で①以降のクローリングが拒否される
③noindex設定がgoogleに伝達できず、検索結果に表示され続けてしまう

完璧に設定していても100%正確な結果になるとは限りません。siteコマンドやググってみて必ずチェックしましょう。

nofollowとは

nofollowとは、設定したリンクに対してクローラーが辿る事を禁止する設定です。通常、googleなど検索エンジンのボット(クローラー)は、リンクを辿って動き回ります。nofollowを設定していないリンクには移動しますが、nofollowが設定されているリンクには移動しないことになります。

nofollowの設定方法

nofollowの設定方法は以下の2パターンがあります。

ページ全体のリンクをnofollowとする場合

上記タグをページに設定します。すると設定したページからの発リンクが全てnofollow扱いになります。

個別のリンクをnofllowとする場合

上記のように、aタグに「rel=”nofollow”」と記載すると、リンク個別にnofollow設定を反映する事が可能です。

noindex,nofollowを実際に使うことが想定されるシーン

noindex

直近のSEOトレンドだと、コンテンツが薄いページであったり、重複コンテンツになっているページはそのページの評価が低いだけでなく、ドメイン全体の評価に悪影響を及ぼします。ワードプレスで自動生成されるような、アーカイブ、タグ、検索結果ページで、他と重複が発生する場合はnoindexとしておくとよいでしょう。Aii in One SEOであればこちらも簡単に設定できます。

コンテンツが薄いがユーザにとって有益なページもあります。例えば問い合わせフォームだけのページや簡単な添付ファイル等も、ユーザから見ると有益なのでサイト内からの導線は必要ですが、googleから見ると薄いコンテンツページとなってしまうため、noindexにしたほうが全体の評価があがる可能性があります。(実際はやってみないとわからないため、検証が必要です。過度のnoindexは逆にトラフィックが減る可能性もあるので、使用には注意しましょう。)

nofollow

googleからは公式に「信頼できないコンテンツ」「有料リンク」「クロールの優先順位」の3点が言及されています。

信頼できないコンテンツ:例えば、ブログのコメント欄が誰でも自由に記載できる場合、コメントにスパムリンクを張られる場合があります。このような場合はコメント欄をnofollowとしておくべきでしょう。nofollowにしていない場合、スパムサイトにページランクを渡して貢献することになります。

有料リンク:有料のリンクをfollow状態にしておくことをgoogleは禁止しています。詳細はgoogle公式ページを参考にしてください。

クロールの優先順位:クローラーはログインが必要なサイトのログイン後のページをクローリングすることはできません。つまり、ログインページは行き止まりになるため、ボットを多くのページに回したい場合はあまり効率的ではありません。あるページにログインボタンとそれ以外のリンクがある場合はログインボタンをnofollowとすることで、他ページへのクロールに回す事ができます。

noindex,nofollowをチェックするchrome拡張機能の紹介

noindex,nofollowを理解したところで、今回はnoindex,nofollowを簡単にチェックするchromeアドオンを紹介します。その名も「NoFollow」実装したと思ったら、設定をミスしていた、なんてことを一目で判別可能な便利なchromeの拡張機能です。

アドオンはこちら

設定画面

アドオンをインストールすると、URLの入力窓にこのような鎖マークが出てきます。「Option」を選択すると設定画面になります。
URL入力窓

細かい設定はいろいろありますが、一番重要な設定はCSS Styleタブです。
設定画面

NoFollow link:nofllowが個別に設定されているアンカーテキストを赤の点線でかこってくれます。
NoFollow image link:nofllowが個別に設定されている画像を赤の点線でかこってくれます。
NoIndex HTML tag:noindexが個別に設定されているアンカーテキストを緑の点線でかこってくれます。
All links on pages with NoFollow meta tag:metaタグでページ全体にnofollowが設定されている場合、全てのリンクを赤の点線でかこってくれます。
All links on pages with NoIndex meta tag:metaタグでページ全体にnoindexが設定されている場合、全てのリンクを黒の点線でかこってくれます。

また、以下のように、metaタグでnofollow,noindexが設定されている場合は右下隅にポップアップで表示してくれるため、一目で確認することが可能です。
ポップアップ表示

↓右下隅の拡大画像
拡大画像

まとめ

コンテンツはユーザとgoogleの両方の評価が高いものがSEOの勝者になります。どちらか一方が欠けていても上位表示を達成することはできません。よいコンテンツを準備したら、noindex,nofollowを効果的に使う事で、googleにもフレンドリーな構造にすることを心がけましょう。

また、noindex,nofollowの設定など、細かい作業中にミスはつきものですが、chromeアドオンなどのツールを利用して作業効率の向上が可能です。その分コンテンツに使う時間を増やせば結果的にSEO対策がより強化される好循環につながります。是非、「NoFollow」アドオンを使ってみてください。

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